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素敵な菊の染帯

8月も今日で終わりますが、まだまだ暑い日が続きます

本日ご紹介するお品は、菊柄の染帯です
菊①
9月9日はご節句の一つである『重陽の節句』 別名菊の節句です。もっとも大きな奇数(陽)が重なる日として、重九(じゅうく)とも呼ばれ、大変めでたい日とされてきました。邪気を祓うことはもちろんですが、中国ではこの日、菊の花を飾り、愛でるという風習があります。菊は不老長寿の薬草とされていて、菊が咲き誇るこの時期に、その菊の花をお酒に浮かべる「菊酒」を飲んでいました。日本では奈良時代から、宮中や寺院で菊を鑑賞する行事が行われています。

菊②
こちらの作品は、加賀友禅・中町博志先生の描かれた染帯です。
加賀友禅は実写的な草花模様を中心とした絵画調の柄が特徴ですが、中町先生は伝統的なデザインにとらわれすぎず、常に着る人をイメージしながら、伝統的な技法と現代的な模様を組み合わせ、斬新な独自の感性の作品を生み出しています。
菊花の先端の暈しや葉の配色は、とても綺麗で艶やかです。

中町博志 略歴
昭和18年 富山県生まれ
18歳まで油絵を学び、友禅の道へ進む。
昭和41年 加賀友禅師 直江良三氏に師事
昭和63年 石川県指定無形文化財 加賀友禅技術保持者に認定(平成25年現在認定者は10名)
平成 7年 通産産業大臣認定「伝統工芸士」となる
(協)加賀染振興協会所属。日展入選10回等受賞多数。


菊③

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しょうざん生紬袋帯

しょうざん①
染織の名門、しょうざんの生紬の袋帯です。上州赤城山麓で新芽の桑の葉を食べて育った春蚕の玉繭を座繰で引き出して弾力のある素朴な玉糸を経緯(たて・よこ)すべてに使用して仕上げています。生紬とは、生糸の精練を途中段階で終わらせて、ざっくりして風合いを残した紬糸で織られた紬織物です。その糸は、生紬特有の弾力性に富み、織り上げられた反物にシャリ感を与えます。

しょうざん②
様々な花を、竹で編んだ籠に盛った花篭柄と、山野に自生する小さな雑木をこ束ねて結んだ柴垣柄が、情緒ある雰囲気で演出してくれます。

しょうざん③

単衣に最適! 本塩沢

ほ
夏着物の時期がそろそろ終わりになってきています
これからの時期に最適な『本塩沢』をご紹介させて頂きます。


本塩沢②
本塩沢は、塩沢紬とともに塩沢産地の代表的な織物で、これまでは「塩沢お召(めし)」の名で広く親しまれていました。始まりは江戸時代中期と言われ、越後縮(えちごちぢみ)のような「シボ」のある麻織物の技術・技法を絹に生かした絹縮(きぬちぢみ)がもととなっています。

大正2年(1913年)より塩沢の伝統を守り続け牽引する【やまだ織】の、シャレた縞模様の本塩沢です。

単衣は裏地を付けずお仕立てするので、しっかりとした生地で作らないといけません。
裏地を付けないのでまとわりつくような生地目も適しません。
単衣の着物地はなんでもOKというわけにはいかないので、以外に難しいです。
残暑も暑く、近年暑い時期が長くなってきていますので、その単衣の期間に最高に適した『本塩沢』を是非!おススメしたいです

独特のシボによって、サラリとした肌触りの良さとシワになりにくい仕上がりになっているのが特徴。

本塩沢④
さまざまな帯合わせをお楽しみいただける縞柄ですので、幅広いシーンでご活用ください。

本塩沢③

秋の装い おススメ小紋

小紋①

秋といえばと問われると、思いつくのが芒や菊、銀杏など様々な植物がありますが、真っ先に思いつくのは『紅葉』ではないでしょうか。

今回ご紹介するお品は、紅葉柄の小紋です。


小紋③
赤子の手を開いたような楓の形はとても愛らしいです
こちらの小紋はロウケツ染で、しっとりと落ち着いた雰囲気で表現されています。


小紋②
これだけの色で引き染めされ、とても高級感のある濃紺の地色に仕上がっています。

小紋④
存在感がある特別な1枚です。

新作 与那国花織

与那国
日本列島の最西端にあり、沖縄本島よりも地理学的、歴史的に台湾との繋がりが濃かったと云われる与那国島で織られた織物です。

与那国②
織物の特徴としては両面浮花織とよばれる紋織物で細やかな花模様(星とも呼ばれる)が浮き出て見えます。花模様(星)とは小さな四角の点の集まりで、点が五つのものをイチチンバナ、四つのものをドゥチンバナと呼び種類は10種類を数えます。
一人で図案~染色~機織をこなし、特に染色は天然染料、草木染めの為、煮出す時間、天候に左右され易く、同じ色・同じ柄が出来ません。
元来綿織物が主流だった与那国花織も、島外の需要から近年は絹物が多勢を占めています。
昭和62年に国の伝統的工芸品に指定されました。
与那国③
1つの反物を織るには、早くても準備で1ヵ月、織りで1ヵ月、合わせて2ヵ月かかります。

本日入荷 琉球本紬

琉球絣①
日本工芸会 正会員 大城 哲(おおしろ さとる)作 琉球本絣

琉球絣②
糸は草木染 琉球藍で染めています。

(有)大城織物工場は明治12年(1879年)に曾祖母が20歳で創立して以来、家業として代々引き継がれ現代表者で5代目を数えます。
大城さんの祖母・カメさんは新しい琉球絣の製作に力を注ぎ「現代の名工」に選ばれ高い評価と人気を得ました。その結果、4代目で大城さんの父・清栄さんの時代には県外販路を広げ、本土の問屋を販売先とした量産体制となり、バブル期には織子さん100名を抱えるほどに工場は成長しました。

琉球絣③
大城哲さんの「手を抜かず良いもの作りに努める事」への熱い想いが伝わる素晴らしい作品です。

本日入荷!南風原花織

花織①
南風原花織 九寸帯 
南風原花織は今年、 国の”伝統工芸品”に指定されました。
これだけの技術や歴史がありながら、今まで指定されていなかったのが不思議なくらいです。
花織②
縞の紬地にとても細かな花織が施されています。
花織③
優しい配色なので、スッキリとまとまります

花織④
南風原花織九寸帯
ツバメの絣柄も織り込んだ、温か味のある作品です。
花織⑤

花織⑥
南風原九寸帯
花織⑦

花織⑧
南風原花織九寸帯
花織⑨

4作品共、本場琉球 南風原花織 大城幸司 丸正織物でつくられたお品です。

9月店休日・催事のお知らせ

9月店休日のお知らせ
6日(水) 13日(水)
20日(水) 27日(水)
毎週水曜日が店休日です


9月催事のお知らせ
9月15日(金)~18日(月)の4日間
『七五三展』開催いたします

9月22日(金)~25日(月)の4日間
『秋の新作展』開催いたします

どちらの催事もゑり福店内にて
開催いたしますので、お気軽に
ご来店くださいませ

新作 吉野間道 帯

本日ご紹介品は、『吉野間道 帯』でございます

吉野間道③

東京都品川区大井に工房を構える草木染織作家藤山千春さんが手掛ける「吉野間道」名古屋帯です。藤山千春さんは女子美術大学工芸科を卒業後、恩師である柳悦孝さんに師事し、柳さんの工房で初めて「吉野間道」を目にします。その後、柳さんの下2年間修業した後、ご自身の作品づくりが始まります。

吉野間道②

「吉野間道」とは名物裂の一つで、室町時代に南方から伝来した布地を天文年間「足利12代将軍足利義明」の時代に入り茶人が珍重し、仕覆などに用いられました。「吉野間道」の吉野とは、江戸初期の豪商灰屋紹益が遊女「吉野太夫」に贈ったのが名の由来という説もあります。間道は経縞・緯縞・格子柄を総称する織物です。古来よりその美しさに魅了された茶人によって愛好されました。

吉野間道帯①

そして、こちらの帯は藤山千春さんの娘さん「藤山優子さん」の作品です。

藤山さんのファンならずとも一つは手にしたいと思わせるほどの魅力を持った染織は極上を感じさせる大人の逸品です。
色彩の素晴らしさ、織の緻密さ、誰もがはっと息を飲み見とれる美しさです。

新作 功雅織 帯

秋物新作が続々と入荷しています
今回ご紹介するお品は、功雅織帯でございます。
「功雅織(こうがおり)」となってはいけないので、
まず「功雅織」のご説明をさせて頂きます


『功雅織』(こうがおり)
京都にある帯専門問屋「北織」が手掛ける帯で、
確かな技術を持つ小さな機屋を中心に、様々な織、
新しい発想の色彩、洗練されたデザインで魅了する帯をつくっています。
他社に真似されないように商標登録し、北織オリジナルとしています。


帯①
百花繚乱と題された礼装用袋帯
思わず息を飲む美しさです。 
手織りでこそ実現できる軽さや、締め心地の良さも魅力です。


帯②
金杢櫛綴 八寸帯 松菱柄
商標登録功雅織女流織師 茂木綾子作
学生時代に織物教室を卒業して以来、
色々な手織り技法を習得。20余年の経験を
活かして現在は太い糸と細い糸を交互に櫛で
かきながら織り上げる技術に優れた織手さんの作品です。


帯③

帯④
左:松竹梅散らし柄 九寸名古屋帯 
右:立花菱華文 九寸名古屋帯

新作 七五三用品

ゑり福の盆休みも明け、店内は夏物から
秋物に変わりました
9月15日(金)~9月18日(月)まで
ゑり福店内にて七五三展を開催いたします

今回はゑり福ブログを見ていただいてる方に、
いち早くご紹介させて頂きます


被布②
被布
高級縮緬地に無地染した被布です。 白・赤・橙色・空色と揃っています。
背守り
かわいい被布飾りと綺麗な背守りが特徴です

きんちゃく
今年も様々な色合いで揃えています。

きんちゃく②
お祝いの装いにかわいい小物があれば、子供も喜び、着姿も華やかになります。

髪飾り

赤絞り被布

ピンク友禅被布
ピンク絞り被布

「七五三」に向けてそろそろご準備をとお考えの方、是非当店へ足をお運びくださいませ。肩揚げなどの加工も承っております。

お茶席に合うおススメ着物

今日はわっしょい百万夏祭りの花火大会の日でしたが、残念ながら強風の為、すべての祭りイベントが中止になりました
当店も祭りで着付け予約承っていた方のほとんどがキャンセルになり、ゆかた姿に着替えられたお客様の笑顔が見られなかったのがとても残念です


気持ちを切り替え、素敵なお品をご紹介させて頂きます

田畑①
五代目 田畑喜八 小紋
青鈍色 踊桐に波柄


無題
“茶屋辻染め”の第一人者、友禅作家・五代 田畑喜八さんの小紋です。
優雅な動きを表現した桐に、清々しい波の柄。
楚々とした上品な美しさが香る、飛び柄の染小紋は、お茶席などに最適な一枚になると思います。


田畑⑤
小紋でも、セミフォーマルな袋帯を締めると格調ある装いになります。

田畑⑥

シンプルな中にも存在感があり、飽きのこない古典美を備えた逸品です。

秋おススメ!紬

今年の秋おススメの紬『郡上紬』をご紹介いたします。
郡上紬
『郡上紬』は岐阜県郡上市八幡(はちまん)町で織られる紬織物です。この名前は古くからあったものではなく、第二次世界大戦後つけられた比較的新しいものです。
昔、この里に落ちのびた平家の落武者たちが、野性の蚕糸を使い、都の感覚で織り始めたのが発祥といわれます。
風土の持つ素朴さに大宮人の優雅さを加えたこの織物も、江戸期に入ると急速に衰え、その後は農家の自家織として、細々とその技術が伝えられてきたに過ぎませんでした。
しかし、戦後、工芸家の宗弘カ三(むねひろりきぞう)(1914~1984年)が郡上紬として再興した織物です。柄ゆきは、昔からこの地方に伝わるふだん着(民衆の街着)の伝統を基本にしたものです。
縞、格子、横段、無地を中心に、いつまでも飽きのこないしっくりとした落ち着きのある着物です。
また、草木染を用い、丹念な色だしから生まれる独特な深みがあり温かさを感じさせ多くのファンがあります。
郡上紬②
郡上紬の深味のある色合いは、独特の草木染めから生まれます。黄は刈安(かりやす)、黒は阿仙薬(あせんやく)(カテキュー)、 紺や青は、藍などこの地方に産する天然の植物を使い(藍は徳島産のものとミックス)、何回も何回も数を重ねて染めあげる手法がとられています。
このように徹底して染めに時間をかけ、コクのある、そして堅牢な色に仕上げていくのが、郡上紬の特徴です。中でも刈安と呼ばれる植物は、この地方の同名の場所に群生していたとされ、まったく異なった渋味のある黄色が得られ、郡上紬独特のものとなっています。
郡上紬の経糸には、節糸の玉繭が使用されています。郡上納では、この綾糸にかける撚りが重要なポイントとなります。また、緯糸には春繭からとった本真綿の手紡ぎ糸が使われます。
高機で織るのも、郡上紬の特徴です。昔ながらの繊細な感触を持つこの織機で、すべて手織りによって織られる紬は、織る人の性格がそのまま現れるといわれます。
素朴さの中に高い技術をほこり、着るほどに暖かみを感じさせる紬です。


郡上③
年間生産数が非常に少なく、決してお手頃な値段とは言い難いですが、着物好きな方に是非おススメしたい紬の一つです。結城紬と同様着用すれば納得最高の着心地でございます。


新作 首里織入荷

いよいよ明日から「わっしょい百万夏まつり」がはじまります
5日(土)は様々な各地のお祭りが集まります。6日(日)は花火が打ち上げられ、夏の夜を綺麗に彩ります

本日ご紹介する品は『首里花織帯』でございます

首里織①
沖縄の海を表現したかのような綺麗な色彩です。

首里②
沖縄には今もなお、幾百年と織り継がれてきた多くの織物が存在しています。その中でも、首里織は、首里王府の城下町として栄えた首里を中心に、当時の貴族・士族たちに向けて、色、柄ともに、究極まで追求された格調高く麗美な織物として珍重されました。
原材料は、絹糸を中心に、木綿、麻、芭蕉など。染料は、琉球藍、福木、テカチやシブキ、グールなどの植物染料や化学染料を用います。それらを職人たちが一反一反手織りにて織っていきます。その王族のために織られていたという肌触りの良さは、時代を超えて、多くの人々を魅了し続けています。


首里③
こちらの首里帯は、上原初子さんの作品です。
当店では上原さんの作品を仕入れることが多いです。
なぜか 色彩の美しさ、織の緻密さがとても洗練されていて、作品に飽きがこないのです

秋の新作 続々入荷中

まだまだ暑い日が続きますが
続々と秋の新作品が入荷しています。

本日ご紹介するお品は

沖縄の伝統工芸品
『南風原花織(はえばるはなおり)』の帯です。
南風原①
現在沖縄には、経済産業大臣指定の伝統的工芸品が14品目(全国第4位)ありますが、新規指定に向けて準備を進めていた「南風原花織」が産業構造審議会製造産業分科会伝統的工芸品指定小委員会において審議を行った結果、新規指定することについて了承され、平成29年1月26日の官報告示によって、経済産業大臣指定品目となり、沖縄から15品目の指定品目となりました。

南風原②
かすりのように、経緯が一本ずつ交互に織り合わせれる織物を平織といいますが、2本、3本と糸をとばして変化をつけた織物を組織織もしくは紋織といいます。沖縄ではそれを「花織」といい、南風原花織は多様な色彩の花糸を使った立体感のある浮き柄が魅力的で、高い人気を得ています。
かすりに代表される一般的な平織りでは、タテ糸を通す綜絖(そうこう)と呼ばれる器具を2つ使うのが普通ですが、南風原花織では8枚ほど(多いときは10枚)もの綜絖を順番に操作して図柄を浮かび上がらせます。それだけ複雑で職人の腕が問われ、たいへんな手間と時間をかけてつくられる織物です。

南風原
帯と着物ともに、「伝統工芸士 野原俊雄」作でございます。

文様を楽しむ

本日ご紹介するお品は、夏物の帯や着物に描かれる文様『蜻蛉(とんぼ)』柄です

とんぼ①
新潟の小千谷で織られた夏用の紬地に、愛らしい撫子の花と共に描かれた結び蜻蛉柄の染帯です。

とんぼ②
まるでダンスをしているように、優美に表現されています。

長井ちぢみ①
置賜紬(山形県)に含まれる長井紬は広く知られていますが、
同じ産地で織られるこの『長井ちぢみ』はとても稀少です。

長井ちぢみ②
独特な「しぼ」が特徴の絹織物で絹縮とも呼ばれております。

爽やかな水色地に、流水と共に織られた蜻蛉。
暑い夏を文様と風合いで、清々しく過ごせる着物です。

蜻蛉は姿形も印象的で、別名「かちむし」と呼ばれて武士の甲冑や刀のつばの文様にもされていました。